【糖尿病症状】糖尿病の症状をチェック

糖尿病の症状や食事療法などを紹介する情報サイトです。糖尿病の原因や症状をチェックして正しい食事療法を行い、予防・治療に役立ててください。

糖尿病の症状

増加し続ける糖尿病患者

食生活の欧米化・不規則な生活習慣が原因に

日本の糖尿病患者は年々、急激に増加し続けています。患者数の急激な増加の背景には、食生活の欧米化による糖分のとり過ぎや、過食傾向や不規則な食習慣、交通権関の発達や電化製品の普及による運動不足などの生活習慣であると考えられています。

糖尿病は自覚症状が把握しにくい

放置せずに適切な対処・治療で改善を

糖尿病・適切な対処・治療糖尿病の厄介なところは、「あなたは糖尿病です」と医師の診断がくだっても、からだのどこかが痛んだり、腫れあがるといった特徴的な自覚症状が、ほとんど出ないことです。自覚症状がないのをいいことにそのまま放置していると、やがて「やたらとのどがかわく」「トイレに行く回数や尿の量が増えた」「極度に疲れやすくなった」といった症状があらわれます。こうした症状が出てきたら、すでに糖尿病がかなり悪化してしまっていることが多いのです。したがって、「糖尿病です」と診断されたら、自覚症状がなくとも適切な対処や治療をして悪化を防ぐことが重要になります。

初期のうちはこれといった自覚症状があらわれません

糖尿病の自覚症状には、のどが異常にかわく(水をたくさん飲むようになる)、尿の量や回数が増える、強い疲労感・倦怠感がある、甘いものが急に欲しくなる、食欲が異常に強くなる食欲はあるのにやせてくるなどがあります。糖尿病になると、血糖をエネルギー源としてうまく利用できなくなり、ぶどう糖が血中にあふれ、尿のなかに排泄されてしまいます。代わりに脂肪やたんばく質がエネルギー源として利用されるため、疲れやすくなったり、痩せたりしてきます。また、ぶどう糖が尿へ排出される際は、水分といっしょに捨てられるので、体内の水分が不足してのどのかわきをもよおします。しかし、糖尿病のため血糖値が基準よりも少し高く、しかも、尿に糖が出ている場合であっても、これらの自覚症状はなかなか表面化しません。「自覚症状がないというのは健康のあかし」と、安易に決めつけて放置すると、知らず知らずのうちに取り返しのつかない状態おちいに陥ってしまうのが糖尿病の本当の恐ろしいところです。糖尿病には、初期段階では自覚症状があまり出ないという特徴があり、定期健診などで尿糖が検出されて初めて気づくケースが非常に多いです。また、糖尿病と診断されたあとでさえ、自覚症状がないために病気を軽視し、病状を進行させる患者が多いのが現状です。自覚症状が出たときには、病状がかなり進行していると考えてください。自覚症状が出ないうちに定期健診などで糖尿病を察知し、生活を改善することが重要になります。

糖尿病の自覚症状

6つの自覚症状

症状①
甘いものが急にほしくなる。
症状②
のとが異常にかわくようになる。
症状③
尿の量や回数が増える
症状④
強い疲労感や倦怠感を感じるようになる
症状⑤
食欲が異常に強くなる
症状⑥
食欲があり、しっかり食べているのに痩せてくる

「たぶん大丈夫だろう」から危険シグナルは始まる!

健康診断で血糖値の高さを指摘されても、「血糖値が高いくらい大丈夫だろう」と思ってしまう人が多くいます。高血糖の初期には、自覚症状がほとんどなく、自分で危機感を抱かないことから、こういう思い込みと症状の放置が起こりがちになります。しかし、高血糖を放置しておくと、全身の血管や神経がおかされながら糖尿病に移行し、多くの人が、「もっと早くから気をつけていれば…」と後悔するのは、病気の最終段階に近くなってからです。また、「糖尿病になってから療養する」という人もいますが、それでは遅過ぎます。糖尿病の前兆にあらわれる症状をチェックして事前に予防しましょう。

糖尿病の本当の怖さは合併症の併発に

正しい食事療法・治療を行い適切な血糖コントロールしましょう。

糖尿病・食事療法糖尿病それ自体で命を落とすことはありません。しかし糖尿病の本当の恐ろしいところは合併症の併発にあります。合併症を予防するには、初期段階から長期間にわたって食事療法や運動療法をきちんと行い、適切な血糖コントロールを行うことです。規則正しい生活習慣と栄養バランスをチェックした食事をすることで、「ほとんど治ったのと同じ状態」にまで改善することができます。つまり、治療方法が比較的やさしい病気ともいえます。そして、必要であれば高い効果をもつ「薬」を使うこともできます。このサイトでは、糖尿病の症状や基礎知識、食事療法といった治療法、合併症の予防法、生活習慣の改善など、糖尿病を悪化させないポイントをわかりやすく紹介しています。糖尿病を心配されている方に、当サイトを通じ糖尿病についての正しい知識をもち、糖尿病との上手なつきあい方を少しでも理解していただければと思います。

大切なのは糖尿病を事前に予防すること

上記の通り糖尿病の恐ろしさは合併症にあり、合併症にならない血糖コントロールを続ければリスクが防げる、と考えられていましたが、20世紀末から新たに研究が進んでいる「複合生活習慣病」のメカニズムでは、糖尿病から合併症という流れに加え、糖尿病予備群から動脈硬化という危険があることが指摘されています。高血糖の状態からも心筋梗塞は起き、最悪の場合は、死にいたる場合もあります。

高血糖の弊害

血管と血流が痛めつけられていく

インスリンの作用不足によって、血液中のブドウ糖が適切に処理されない状態が続くと、以下のような弊害が引き起こされます。

●赤血球が血管内をスムーズに移動できなくなり、細い血管への流れが悪くなったり、血栓を作りやすくなります。また、各組織に酸素が円滑に運搬されにくくなります。
●ブドウ糖はたんばく質と結合しやすい特徴があり、血管内のたんばく質と結び付き、有害物質である「糖化たんばく」を作ります。この量が増えると、血液はさらに汚れてドロドロとなり、細い血管だけでなく、大血管にも障害をもたらし、その障害は目の網膜、腎臓、心臓などにも及びます。
●ブドウ糖の増加を察知した血管細胞が、アルドース還元酵素によってブドウ糖の処理を試みるため、ブドウ糖がソルビトールという物質に変わります。その一部は、果糖として細胞外に排出されますが、次第にその処理が追いつかなくなり、血管細胞にソルビトールがたまります。浸透圧を保つため、細胞内には水が入り込み、血管細胞が膨張した状態が続き、血流障害、酸素運搬障害が起こります。
●全身をめぐる末梢神経の細胞がおかされ、知覚神経、連動神経、自律神経のすべてに悪影響を与え、さまざまな神経障害を引き起こします。このように、全身をめぐる血管に負担をかける高血糖の状態は、全身の各組織・神一経をもむしばんでいくのです。

糖尿病と高血圧

高血糖と高血圧による悪循環

糖尿病の人は高血圧になる割合が高く、2つの症状は、互いに悪影響を及ぼしながら悪化していきます。その原因は、インスリンの量に関係すると考えられており、糖尿病の初期段階に、糖代謝を高めようとインスリンが多量に分泌された結果、交感神経を必要以上に刺激して血圧が上がり、また、腎臓にも負担がかかるため血圧調整が適切に行われなくなります。高血圧の症状を併発している人は、高血糖と高血圧の両面から、療養を進める必要があります。医療機関で検査を受け、治療計画にそって療養を進めていきましょう。

インスリンの働きと血管の状態

正常な状態

膵臓から分泌されたインスリンが、細胞表面にあるインスリン・レセプター(受容体)のスイッチを入れると、糖輸送のシグナルが伝わり、細胞内へのブドウ糖の取り込みが始ります。血液中のブドウ糖量は適正に保たれます。

高血糖の状態

インスリン・レセプターの作用が低下し、細胞内にブドウ糖を取り込めなくなります。血液中にブドウ糖とインスリンが増え、この状が続くと、膵態臓β細胞が疲弊し、インスリンの分泌が少なくなります。血液中にはさらにブドウ糖があふれ、尿には糖が混じるようになります。血液はドロドロになり、血流も悪化します。血管細胞も、ブドウ糖の代謝物ソルビトールの存在によって膨張します。

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複合生活習慣病のチェック

複合生活習慣病とは、加齢にともなう深刻な病気のひとつで、動脈硬化につながる生活習慣病を複数かかえている状態をいいます。この危険要素となるのが、肥満高血高血圧脂質異常の4つ。そのうち3つ以上を持っていると、動脈硬化の危険城に入り、この状態をメタボリック・シンドロームと呼びます。下記の①~④の3つ以上当てはまるとメタボリック・シンドロームの注意が必要です。

①肥満

肥満をチェック

腹囲⇒男性85cm以上女性90cm以上
一般的に使われる肥満度を判定する体格指数BMIは用いず、おへその高さの腹囲で測定します。

②高血糖(糖尿病)

高血糖(糖尿病)をチェック

空腹時血糖値⇒110mg/㎗以上)
糖尿病と診断されるのは、空腹時血糖値126mg/㎗以上です。110mg/㎗以上は「境界型」、いわゆる糖尿病予備群から危険領域です。

糖尿病と血糖値の関係

私たちの生命活動は、血液中のぶどう糖をエネルギー源としています。この物質は、食物から体内に取り込まれる「炭水化物(糖質)」という栄養素をもとに作られます。そのため、炭水化物(糖質)は食事をしてしばらくすると血液中に増え出し、エネルギーとして利用されることで減少していきます。そして、食事をすると再び上昇するということを繰り返しています。つまり、この「血糖」の血液中の量を示す数値「血糖値」は、一定の範囲内でつねに上下しているのです。健康な人の血糖値は、食事直前のもっとも低いときで70mg/㎗、食後のもっとも高いときでも140mg/㎗未満にとどまり、この範囲の中で変動しています。ところが、糖尿病患者の場合、軽い場合でも食前で120~130mg/㎗程度、食後で200mg/㎗くらいまで上昇してしまいます。また、重症の患者になると、空腹時の低いときでも200mg/㎗、食後の高いときには300mg/㎗を超えてしまいます。血糖値が160~180mg/㎗くらいまで高くなると、血液中のぶどう糖が尿へと漏れ出てしまいます。その結果、尿からぶどう糖が検出(尿糖)されるようになるのです。この状態を糖尿病といいます。

③高血圧

高血圧をチェック

最大血圧⇒130mmHg以上または、最小血圧⇒85mmHg以上
一般的な高血圧領域は、140mmHg/90mmHg以上です。血圧も、境界型的な数値から危険度が生まれます。

④脂質異常

脂質異常をチェック

中性脂肪⇒150mg/㎗以上または、HDLコレステロール⇒40mg/㎗未満
「悪玉」のLDLコレステロールに比べると、中性脂肪とHDLコレステロールのほうが、
他要素との関係が強いため、このどちらかでみます。

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